「電話対応が苦手…」な時代だからこそ知っておきたい、エンジニアのための“電話・音声通話”サバイバルガイド

最近はSlackやTeamsでのテキストコミュニケーションが主流になり、日常業務で「電話」をかける・受ける機会がめっきり減りましたよね。
「固定電話の音が鳴るだけでビクッとする…」「(MeetやZoomも含めて)急な音声通話の対応になると、どんな敬語を使えばいいか分からず焦る…」という方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「電話対応が苦手」なのはあなたのせいではありません。単純に『慣れる機会』がなかっただけです。
電話や口頭のコミュニケーションは、チャットと違って「推敲(書き直し)」ができません。だからこそ、最低限の「型(テンプレート)」と「動き方」をインストールしておくことが、自分を守り、エンジニアとしての信頼感を得るための最大の武器になります。
今回は、電話が苦手なメンバーでも明日から実践できる「敬語作法と対応のコツ」をまとめました。
📞 1. 「電話を受ける時」の型
まずはかかってきた電話を取る、あるいは急なオンライン通話に出る時の作法です。
焦っていると「もしもし」と言いそうになりますが、ビジネスではNGです。
最初の第一声
- 「お電話ありがとうございます、〇〇(会社名・組織名)の〇〇(自分の名前)でございます」
- ※社内からのTeams等の着信なら「お疲れ様です!〇〇です」でOKです。
相手の声が聞き取れなかった時
エンジニアを最もパニックにさせるのが「相手の社名や名前が聞き取れない」というシチュエーションです。恥ずかしがらずに、以下のフレーズで必ず確認しましょう。
- ❌「え?もう一度いいですか?」
- ⭕ 「恐れ入りますが、お電話が少し遠いようです(電波が悪いようです)。もう一度、御社名とお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
- 💡 ポイント: 「あなたの滑舌が悪い」ではなく「電波のせい」にすることで、相手の気分を害さずに聞き直すことができます。
自分ではすぐに答えられない技術的な質問をされた時
その場で無理に答えようとして間違った情報を伝えるのが一番のNGです。「保留にして確認する」か「折り返す」の2択を迷わず選びましょう。
- ⭕ 「その件につきましては、正確な状況を確認のうえ、折り返しご連絡(またはチャットにてご回答)させていただいてもよろしいでしょうか?」
- ⭕ 「確認いたしますので、恐れ入りますが少々お待ちいただけますでしょうか」(※保留ボタンを押す)
📱 2. 「電話をかける時 / 通話をお願いする時」の型
こちらから電話をかける、あるいはSlackで「今ちょっと通話いいですか?」と声をかける時の作法です。
相手の時間を奪う行為だからこそ、「要件」と「所要時間」を最初に提示するのがエンジニアとしてのスマートなマナーです。
話し始めの基本フレーズ
- ⭕ 「いつもお世話になっております、〇〇(会社名)の〇〇(自分の名前)です。今、2〜3分ほどお電話(お話)よろしいでしょうか?」
要件を切り出す(結論ファースト)
- ⭕ 「〇〇の機能不具合の件で、1点確認させていただきたくお電話いたしました」
💡 3. 電話対応の不安を無くす「3つのハック」
言葉遣いと同じくらい大事な、電話対応のハードルを下げるための具体的なテクニックです。
- 手元に必ず「メモとペン」を用意する
- PCのメモ帳でも良いですが、タイピング音は相手に丸聞こえになります。また、焦っている時は手書きの方が早いです。
- 「いつ・誰から・何の件で・折り返しが必要か」の4点だけをメモします。
- 「復唱(オウム返し)」を徹底する
- 相手の言葉をそのまま繰り返すだけで、聞き間違いを防げるだけでなく、「この人はちゃんと話を聞いてくれている」という安心感(信頼感)を与えられます。
- 例:「〇〇のサーバーが落ちている、ということでございますね。承知いたしました」
- 最後はテキスト(Slack/メール)でログを残す
- 「言った・言わない」のトラブルを防ぐため、通話が終わったらすぐにチャットで「先ほどはお電話にてお時間いただきありがとうございました。念のため、お話しした内容を以下にまとめました」と送ります。これを行うエンジニアは、爆発的に信頼されます。
「間違った日本語を使ったらどうしよう」と怖がる必要はありません。
大切なのは、美しい言葉を並べることではなく、「相手の話をしっかり聞いて、確実に対応しようとする姿勢(誠実さ)」です。
もし電話対応で困ったことや、「こんな時どう言えばいいの?」という疑問があれば、気軽に先輩たちや総務に聞いてくださいね。
みんなで少しずつ慣れていきましょう!