Excel EDATE関数で日付を簡単に操作する方法

Excel関数

Excelで日付の計算をする時、月末日を求めたり、指定した月数後の日付を求めるのに苦労したことはありませんか?そんな時に役立つのがEDATE関数です。
EDATE関数を使えば、基準となる日付から指定した月数後の日付を簡単に計算できます。

EDATE関数は、指定した開始日から月単位で未来または過去の日付を計算し、その結果をシリアル値で返します。

EDATE関数の基本構文

=EDATE(開始日, 月)
  • 開始日 (start_date):
    計算の基準となる日付を指定します。
    セル参照(例:A1)、または日付をシリアル値や文字列で直接入力します。
  • 月 (months):
    開始日から加算(または減算)したい月数を指定します。
    正の数で未来、負の数で過去の日付を求めます。

EDATE関数の使い方と具体例

例1:1年後の日付を求める

今日の日付から1年後の日付を知りたい場合、月数に12を指定します。

  • A1セルに2025/9/25と入力
  • B1セルに=EDATE(A1, 12)と入力

すると、B1セルには2026/9/25が表示されます。

例2:3ヶ月前の日付を求める

ある日付から3ヶ月前の日付を求めたい場合、月数に-3を指定します。

  • A1セルに2025/12/1と入力
  • B1セルに=EDATE(A1, -3)と入力

すると、B1セルには2025/9/1が表示されます。

例3:月末日の計算

EDATE関数は、特に月末日の計算で威力を発揮します。2025/1/31の1ヶ月後の日付をEDATE関数で計算するとどうなるでしょうか?

  • A1セルに2025/1/31と入力
  • B1セルに=EDATE(A1, 1)と入力

すると、B1セルには2025/2/28が表示されます。EDATE関数は、月末日の計算でも日数を調整し、結果として正確な月末日を返します。この挙動は、月によって日数が異なるため、非常に便利です。

EDATE関数とEOMONTH関数の違い

EDATE関数とよく似た関数にEOMONTH関数があります。

  • EDATE関数:指定した月数後の同じ日を返します。
  • EOMONTH関数:指定した月数後の月の最終日を返します。

月末日を計算したい場合はEOMONTH関数、そうでない場合はEDATE関数と使い分けるのがポイントです。


まとめ

EDATE関数は、日付の計算を月単位で行う際に非常に便利な関数です。契約期間の満了日支払期限などを管理する際に大いに役立ちます。ぜひ、今日からあなたのExcelワークシートに取り入れてみてください。