企業研究にはIR情報を活用しよう

ついに新年度が始まりましたね。
就活生の皆さんはエントリーシートの提出に向けて奔走されているかと思います。

エントリーシートの提出後にはついに選考が始まるわけですが、ここで今一度企業研究をしておきましょう。
え?企業研究は2〜3月中に済ませておくべきものでしょ?と思われる方もいるでしょう。
しかし企業研究はエントリーする企業を絞るためだけにやるものではなく、選考で勝ち抜くためにも活きてくるのです。

例えば面接では以下のような質問をされる可能性が高いです。
「弊社を志望した理由を教えてください。」
「なぜ同業他社ではなく当社を志望するのですか?」
このような質問に良い回答をするためにも企業研究は必要となってきます。

しかも就活生のほとんどが効果的な企業研究ができていないと感じています。
最近、関西の私立大学に通う就活生とお話をする機会がありました。彼は就職活動に対して非常に熱心に活動しており、企業研究も抜かりなく行っているとのことだったので、「具体的にどのような手法で企業研究を行っているの?」と尋ねてみました。
すると彼から「就職四季報で企業研究をしています。」という答えが返ってきました。私は心の中で「やっぱりか。」とつぶやいたのですが、就活生の中には就職四季報だけで企業研究をしている人が結構な割合でいます。

就職四季報とは、採用実績校、3年後離職率、有休消化年平均、平均年収、試験情報などの就活生目線の情報がメインに構成されている就活本です。
就職四季報だけで企業研究をするのは不十分であり、結論から先に言いますと、企業研究には「IR」を用いることをお勧めします。

IRとは?
IR(Investor Relations)とは企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動で、各企業のコーポレートサイトにIRページがあります。
IRを用いるメリットは2つです。

  1. 経営状況や財務状況が詳しく分かる
  2. その企業の今後の戦略が分かる

IRページには、企業内容の外部への開示資料である有価証券報告書や決算説明会資料などの企業情報書類が公開されています。

例えば有価証券報告書を見てみることで、現在の事業内容や現状、対処すべき課題、経理の状況などがわかるでしょう。
これらの情報をもとにエントリーシートを記入したり、面接で受け答えをしていくだけで他の就活生に圧倒的に差を広げれます。

まとめ
就職四季報は素晴らしい就活本だと私も思いますが、これだけで企業研究を済ませてしまっては非常に不十分です。
就職四季報に加えて、各企業のIR情報を用いて企業研究を行い、エントリーシートの執筆や面接の対応に活かしていきましょう。

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