【宮田莉朋選手】FIA-F2初表彰台
7月25日から27日にかけ、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットにおいてFIA-F2第9戦が開催されました。
OISが応援する莉朋選手、今シーズンのこれまでは、マシントラブルに苦戦を強いられていましたが、25日金曜日、午前中のフリー走行でマシンの復調を確認。午後の予選を攻めきり、歴史ある難コースで、見事予選2番手を獲得されました。
26日土曜日のスプリントレース(レース中のタイヤ交換義務がない短めのレース)は、予選10位までを逆順にするリバースグリッドスタートのため、9番手からのスタート。スタート直後から難コースということもあってクラッシュが多発し、荒れたレースの中8位入賞されました。
そして、27日日曜日のフューチャーレース(レース中のタイヤ交換義務がある長めのレース)では、雨が降る中、2番手でスタート。やはり難コースに雨というコンディションでレースは荒れましたが、見事4位でチェッカーフラグを受けました。しかし、レース後の再車検や審議において他の選手にペナルティが課せられたことから、正式結果では2位。FIA-F2初表彰台を獲得されました。
莉朋選手のマシンは、いまだに最高速度が他のマシンと比較し低いなど、依然としてマシンは完璧な状態でないとのことでしたが、今回のベルギーラウンドでは、トラブルフリーでレースウィークを過ごすことができたとのことで、本来の莉朋選手の速さを観る事ができたレースウィークでした。
昨年からチームを移籍し、シーズン開幕戦より大変苦戦を強いられていましたが、莉朋選手、そしてチーム関係者の努力が実を結び、素晴らしい結果を獲得されました。今回を契機に、本来の速さを取り戻されると思います。

今週末、8月1日から3日にかけ、ハンガリーのブタペストで第10戦が開催されます。