大学に入学してから読んだ本で就活に役立ったものはありますか?←9割以上「ない」

「本を読もう」とはよく言われますが、それが本当に役に立つかはその後のその人の考え方と行動次第ではあります。
先日リクルートキャリアが調査したおもしろい結果がありました。

Vol.335 今春、就職した新社会人に聞きました。大学に入学してから読んだ本で就活に役立ったものは?

2016-05-06 11.22.21

今年就職したばかりの新社会人370人に「大学に入学してから読んだ本で、就活に役に立った本は?」というアンケートを実施したところ、なんと92.4%が「就活に役立ったものはない」との回答でした。

もちろん、「就活」のために本を読むわけではないとも言えるわけですが、これほどまでとは。
しかし、ここには一つの「真理」も含まれているように思います。
なぜならば、就活とは本の知識から得て攻略できるような代物ではないということです。
多くの就活経験者が言う通り、就活には決まりきった答えありません。
マクロ視点でいうとその時の経済状況や企業の方針など、ミクロ視点で言うと面接者の相性、ESを出すタイミングなど、多くの事象が重なりあい、最終的に、どこかに決まっていくからです。
「結局は運だね。」と聞いたことありませんか?
それは、そのような外部要因で多くが決まっていくことを指して、半ば本当、半ば諦観が入った物言いなのです。

今回の調査は、そういう意味でなかなか味のある調査結果だと言えます。
最後に、だからと言って本を読む必要がないわけではもちろんありません。「就活」のために本を読むわけではないことは、多くの方はわかっているでしょう。
だからこそ、自由に自分の読みたいと思うものをどんどん読んでいきましょう。