学生のインターンシップ参加率は意外に低いことが判明

そろそろ企業が夏のインターンシップの募集を開始する季節です。

最近ではすっかり定着してきたインターンシップですが、一体どれくらいの学生がインターンに参加しているのでしょうか?

リクルートが提供している就職ジャーナルが昨年のデータを公開していました。

Vol.344 先輩たちに聞きました。インターンシップ、参加した?(就職ジャーナル)掲載日:2016年6月16日

大学2年生~大学院2年生に、インターンシップに参加したことがあるかどうかを尋ねたところ、「ある」と答えたのは、約6人に1人となり、大多数の学生は、まだインターンシップに参加した経験がないことがわかった。

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インターシップに参加している学生は思ったほど多くないのです。ただし、この調査は大学2年生から大学院2年生まで学年を幅広く調査しており、同調査によると大学4年生・大学院1年生・大学院2年生の平均参加率は30%以上だったと報告されています。学年が上がればあがるほど意識は高くなるのは当然ではありますが、それでも30%程度です。

日本の新卒の就職率は90%をゆうに超えています。(平成27年度大学等卒業者の就職状況調査 文科省

ですので、インターシップをしないと就職できないわけでは決してないのですが、やはり自分の人生を左右しかねない社会人生活のスタートを何の準備もなしに、いきなり会社だけ決めてしまうのはもったいないのではないかと思います。

社会人体験をすることは、大学の教室内で行われる座学の授業ではなく、いわばキャンパス外で学ぶ野外実習みたいなものです。それは高校生活では絶対にできない、大学生ができる一つの特権のようなものです、

大学時代は、せっかくいろいろなことができる時間がありますので、就職活動をはじめる前に、なるべく早い段階でインターシップを体験することをおすすめします。