就活も相手の立場で考えるとうまくいく

今回のブログは「面接対策」についてお話します。

就活において最も重要ともいえるのが面接試験です。

しかしながら、日本人でこの面接試験が得意という方はあまりいないのではないでしょうか。

どれだけ高学歴であっても、どれだけ資格を多く持っていても、面接試験で自分をうまくアピールできなければ、内定を取ることは難しいでしょう。

そんな面接試験を乗り越えるために必要なのは、「相手の立場で考える」です。

何を言ってるんだ、と思われた方もいるかもしれません。

確かに、面接試験は就活生が採用担当者へ自分自身をアピールする場所です。

しかしながら、そのアピールも方法を誤ると完全に逆効果となることがあります。

ゆえに、最適な方法でアピールをしていく必要があるのです。

では、「相手の立場で考える」とは具体的にどのようなことなのか見ていきましょう。

面接試験で最も聞かれる質問として、

「あなたの長所を教えてください」があると思います。

みなさん、自分なりの長所をアピールされるかと思います。

協調性がある

忍耐力がある

行動力がある…

どれもいいと思います、というよりかは正直なところどれでもいいのです。

採用する側からしてみれば、協調性がある人も取りたいし、忍耐力がある人だって取りたい、行動力がある人ももちろん取りたいです。

すなわち、ほとんどの長所はどれを選んでも、大して差はつかないのです。

じゃあどうやって他の就活生と差をつけるのか。

ここで大切なのが、採用担当者は就活生のどのような回答を期待して、以上のような質問をしているのかを考えることでしょう。

ほとんどの採用担当者は、

「我が社ではその長所がどのように生きるのだろう。この人を採用した場合、どのように活躍してくれるのかをイメージするためにも、何か今までにその長所を発揮してプロジェクトを成し遂げた具体的なエピソードを聞いてみたいな。」

みたいな意図を持って質問しているわけです。

であれば、長所に加えて、その長所を発揮してプロジェクトを成し遂げた具体的なエピソードを堂々とアピールしていけば面接官に好印象を与えることができるでしょう。

ある一つの事例として、私の先輩の体験談を見てみましょう。

その先輩は、自身の長所を「行動力がある」ということと考えており、本番の面接試験でも、自身の行動力を生かして新規事業部で活躍したいとアピールしたそうです。

しかしながら、採用担当者の表情は良くなく、実際にその企業からは内定が出なかったそうです。

そこでその先輩は、なぜ内定が出なかったのかを反省し、次の面接試験からは「採用担当者の立場で考える」ということを意識して話すようにしたそうです。

具体的には、

「大学時代に文化祭実行委員会で活動しており、新規プロジェクトのリーダーをしていました。そこで持ち前の行動力を生かして、1からプロジェクトを立ち上げ、文化祭を成功させることができました。御社では自身の行動力を生かして、新規事業部で0から1を創造し、活躍していきたいと考えております。」

このように、「行動力がある」という長所を支えるための根拠を示しながら、ストーリーで話したのです。

結果的に、このアピール方法にしてから受けた第一志望の企業から内定をいただくことができたとおっしゃっていました。

実はこれはビジネスの基本でもあります。

「相手が需要しているものは何かを考え、それを創って供給し、利益を得る。」

つまり、この考え方を使うことで就活に限らず、就職してから、ビジネスでも物事をうまく進めるようになるかと思います。

しかしながら、1つだけ注意したいのが、「相手の立場で考える」ことは大切だけれども、「相手と自分の立場を間違えてはいけない」ということです。

相手の立場で考えるのは非常に良いことですが、あくまで面接官と就活生という立場なので、失礼な言動は絶対に避けるように、気をつけましょう。