Uターン就職って実際どうなの

今回は「Uターン就職」についてお話します。

最近は、Uターン就職というワードを聞く事も多くなってきたかと思います。

Uターン就職は、進学で地方を離れた人が卒業後に地元に就職することを意味します。

Uターン就職が注目される背景には、現在、日本では「地方衰退」が問題となっていることがあげられます。

人口減少が深刻化する地方に若者を呼び込むことで、まちの活性化を図りたいという狙いがあります。

しかしながら、これは地方にとってのメリットではありません。

このUターン就職は学生にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

Uターン就職のメリット

・正社員になりやすい

・生活環境が充実する

・都心部に比較すると物価が総じて安い

やはり、正社員になりやすいというのはかなり大きなメリットだとは思いますね。都心で非正規社員として働くよりも、安定してますよね。しかも、住み慣れた実家に戻ることで、精神的にも充実すると思います。長い間続けてきた学生生活をついに終え、いきなり社会に飛び込む人にとって、生活環境が充実しているというのは、仕事で良いスタートを切るための要素でもあります。

続いて、デメリットについても見てみましょう。

Uターン就職のデメリット

・仕事が限られている

・都心に比べると収入が低い

・地域特有の風習に慣れる必要がある

Uターン就職を考える人にとって、仕事が限られていることは最大のデメリットだと思います。やはり、都心に比べたら圧倒的に仕事が限られてしまうのは仕方がないことなのでしょう。また、都心に比べたら、ほとんどの場合、収入が低いでしょう。

(参照: Business JournalUIターン就職、なぜ関心高まる?正社員獲得、低コスト生活、仕事と私生活の両立 2014/05/14)

私の先輩に、地方の銀行へUターン就職をした人がいます。

正直なところ、その先輩がUターン就職をしたと聞いた時、非常に驚きました。

頭はいいですし、真面目ですし、おまけに大学のパンフレットに毎回載るほどイケメンな先輩だったので、都心の大手企業に就職するものだと私は思っていました。

私はあまりにも気になったので、Uターン就職をした理由を聞いてみました。

その先輩がUターン就職を決めた大きな理由は、出世しやすいということでした。都心ともなれば、日本中からレベルの高い人材が集まります。しかしながら、地方であれば、都心に比べたらそのような傾向は非常に低く、競争率も低いので出世しやすいという理由からUターン就職に踏み切ったそうです。

また、もう1つの理由としては、海外駐在がしやすいということでした。先輩の企業は地方にありながらも、積極的に海外展開をしています。地方の企業に就職する学生のほとんどが地元志向が強く、海外に行きたがりません。しかし、先輩はその逆で、積極的に海外に駐在したいと考えていました。ゆえに、海外に駐在できる可能性が高いという理由もあったようです。

このように、Uターン就職には多少のデメリットはありつつも、メリットが多くあるようです。現在は売り手市場とはいえ、都心での就職活動の競争率は非常に高いと言えるでしょう。都心での就職だけに絞らずに、一度はUターン就職が自分にとって有益なのかどうかを考えてみてもよいと思います。

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