アロンアルファはプラモ以外にも使える。

突然ですが、皆さんが平穏な休日を過ごしているだろう、
ある土曜日の夕方、
私は包丁で指の爪を1/2持っていかれる事件を起こしました。
本来ならすぐにでも整形外科に行きたいところですが、
何せ事件が起こったのは土曜日の夕方。整形外科は閉まっている。
救急に行くほどではないが溢れだす血…
このままではいけないと、
昔読んだ医療漫画を思い出してサランラップで応急処置をすることに。
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サランラップでキズを保護するのは、
キズの乾燥を防いでくれるのでキズの直りが早くなる方法ですが、
ただのサランラップなので黴菌の繁殖は抑えてくれません。
その為あくまで応急処置です。
同じような概要の商品が売っていますが、
爪をもっていかれた場合は使えません(取扱い説明書に載っています)
乾いた時に直った部分が固まった血ごとはがれますので、ご注意ください。
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よく洗って、血を拭いて、圧迫するようにサランラップをまいて絆創膏で固定。
これがなかなかいい感じ。
血が止まって回復傾向に…
もしかして病院に行かなくてもいいかも?
と、思ったのも月曜日まで。
今度は指がふやけてしまい、このままいったら腐るかもしれない心配が…
諦めて月曜日に整形外科に行くと、そこでは衝撃の治療が待っていた。
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<以下、会話文。>
自分「先生、包丁でザックリとやってしましました。」
先生「あー…本当にやっちゃったね。見事に爪だけ。まあ、骨までいっていないから大丈夫だよ。」
自分「!?」
―骨までざっくりやっちゃう人もいるのか…世の中は広い。
自分「大丈夫なんですか?私の指、腐らないですか?」
先生「このまま薄い膜を貼ってあげれば、うまく爪生えてくるから大丈夫だよ。」
―薄い膜…人口皮膚とかそういうものが出てくるんだろうか?
爪の変わりだし、まさかネイルチップみたいなやつかな?
先生「(看護士さんに向かって)アロンアルファ持ってきて!」
自分「!!!!????」
―アロンアルファで膜をつけるんだろうか…随分工作的な治療だな。
自分「アロンアルファですか。」
先生「アロンアルファは元々医療用だからね。アロンアルファを垂らして膜にするんだよ。」
―聞き間違いかもしれない。
自分「膜に…なるんですか???」
先生「乾けばね。」
―出てきたのは本当にアロンアルファだった。凄く見覚えがある。
先生「アロンアルファ、この辺のコンビニでも売ってるから買って帰るといいよ。速乾タイプがお勧め。」
「たまに垂らして補強して。2~3日で水にも触れるし、2週間くらいで大分治るから。」
―コンビニで売ってるやつでいいのか!!!!しかも2週間で治るのか!!
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治療はアロンアルファの登場から衝撃の連続だった。
今回の出来事でアロンアルファが元々は医療用だと初めて知りました。
プラモや工作、修理でしか使ったことはなかったですが、
衝撃の治療から1か月。
痛みは2日で消え、私の爪は順調に生えてきています。
この業界、意外に実機などで怪我をすることが無きしも非ずですし、
紙で指を切った地味なキズの時にも使えそうです。
もしもの時の為にアロンアルファを机に忍ばせておくと良いかもしれません。
※使用上の注意をよく読んでご使用ください。
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