システムエンジニア=サッカー選手
こんにちは。
さて、今日は「SE」についてです。
SEはシステム・エンジニアの略ですが、OISのSEは一体どんな仕事をしているのか?という質問をよく受けます。
そんな時、私はいつも「サッカーチームと同じ」と答えています。
サッカーチーム???
どういうことでしょう。
まず、サッカーチームは、サッカーがやりたくてしているわけではなく、お客さんにサッカーを見せるために試合をします。
彼らは、単に勝つだけではなく、「どうやったら観客が喜ぶか?」を常に考えます。
SEも同じです。
お客さんが欲しいソフトウェアとは何か?を考えることから仕事が始まります。
時にはお客さんと話し込んだり、議論をしたり。そうやって、「どんなソフトウェアが最もお客さんに喜ばれるか」を考えるのです。
そして、作るソフトウェアが決まったら、サッカーチームのように「プロジェクトチーム」を作ります。
数名から、時には数十人という大きなプロジェクトも有ります。
プロジェクトの中で皆さんは「ポジション」を割り当てられます。
サッカーならフォワード、キーパーといったポジションがありますが、
SEにもインフラ担当、インターフェース担当、データベース担当などとポジションが有ります。
そして、プロジェクトが始まったら、作戦を立てます。
「プロジェクトマネジメント」という作戦の建て方が有りますので、それを参考に「どうやったら目的のソフトウェアを作れるか」を作戦を立てながらパスを繋ぐように少しずつ自分たちのゴールへ持っていきます。
サッカー選手はパスの技術やトラップの技術を磨きますが、SEはプログラミングや設計の技術を磨きます。
ただ、プログラミング技術はとても大事ですが、それが全てではありません。技術と戦術、そして戦略が全て揃って、はじめて観客を喜ばせることができるのです。
したがって、SEはお客さんと交渉したり、あるいはどうやってチームをうまくコントロールするか等のスキルも求められます。
そうやって、SEはリーダーとしての技術を自然と身につけるようになります。
「学生時代、リーダーなんてやったことないです」という人も、全く関係ありません。
仕事が、人を成長させます。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツも、アップル創業者のスティーブ・ジョブズも、フェイスブックの創業者のマーク・ザッカーバーグも、みんなコンピュータの技術者であり、チームのリーダーでもある人でした。