鎌倉を人力車から見る

先日、機会に恵まれており、鎌倉で人力車に乗ことができました。
人力車は便利なだけではありません。
車上から見える風景は鎌倉の町並みだけでなく、俥夫さん(人力車を曳く人)と
町の人々とのつながりも感じることができるのです。
そして、少し特別な思い出作りになると私は思います。
今回は人力車と俥夫さんの仕事ぶりが好印象だったのでお伝えしたいと思います。
■人力車の乗り心地
人力車は楽に移動でき、屋根があるので初夏でも涼しい風をうけられて快適です。
段差に気をつけて走ってもらえるのでそれほど揺れません。
また、車上では目線が高くなるので鶴岡八幡宮の参道を見渡せるなど、
普段とは少し異なる景色を楽しむことができます。
他にも自動車が通れないような古道を通ったり、俥夫さんがその土地の歴史について
話してくれたりするので、知識の面でも楽しむことができると思います。
■俥夫さんの仕事ぶり
私が人力車の魅力の一つと考えるのが俥夫さんです。
まず、鎌倉の人々に挨拶をしながら走るところ。
また挨拶された人達も普段からしているように自然と挨拶を交わしていました。
その様を見て、鎌倉は人力車の存在を認めてくれている町だなと思ったのです。
その他にも、俥夫さんの配慮と工夫は沢山見られました。
車道では自動車を優先して通すことで、人力車が安全に走行できるよう配慮している
ところもその1つでした。
鎌倉の人々が町全体で古き良き文化を守ろうとしていて、
人力車もその内の1つで、上手に歩み寄って繋がり、認め合っているように感じました。
ただの観光客だった私もその様を見て守らなくてはと思いました。
人力車に乗ったら見えないものを発見できる世界に会えますよ。