学生の企業選びにおける「福利厚生・制度」で重視する理由。

人材採用コンサルティング会社、株式会社ジョブウェブが、2017年度卒業予定の学生を対象に就職活動に関する調査を行い「企業選びで“福利厚生とその制度”の重要性」についてのアンケートを実施していました。

2016-05-13 0.35.51

【就職活動アンケート調査】学生の企業選びにおける「福利厚生・制度」で重視するのは、家庭崩壊を招かないためのサポートの充実。育児休暇制度、有休消化率、住宅手当等。(就職活動サイト「ジョブウェブ」調べ)

それによると、学生が福利厚生に期待している度合いはかなり大きいことがわかりました。
その理由として

・金銭的に苦労しているので、仕事内容や自分の成長云々といった自分次第で振れ幅が変わってくるものよりも、実際の収入如何を重要視しています。
・長く働きたいと考えた時に、女性で結婚・出産も考えているので、福利厚生が充実していないと戻ってこれないから。
・企業を選ぶ上で、個人的に一番重視するのは、仕事内容が楽しそうかどうかですが、それと同じくらい気になるのが福利厚生です。仕事に追われて仕事自体が嫌いにならないように、あるいはONとOFFを切り替えて仕事に集中できるようにするために、十分な休暇が必要と考えるからです。また、プライベートな悩みから仕事がうまくいかなくなった、という話もしばしば耳にするので、クラブ活動や旅行などを通して社員同士の交流を深められる機会や、家庭環境が崩壊しないような家族へのサポートも企業には期待したいです。

などの回答が寄せられ、育児休暇制度、有給消化率、住宅手当等の「家庭崩壊を招かないためのサポートの充実」を中心に学生がそれらを重要視していることが浮き彫りになりました。

なかなか世相を反映した結果と言えます。
昨今はいわゆるブラック企業と言われる、コンプラや法律を無視した行き過ぎた労働形態が問題になって久しく、すでに働く前の学生にもその問題は広く浸透してることが一つの要因と考えられます。
時代は常に正しく行動を行っているものに有利に働くようになっているのです。

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