Windowでbashが使えるようになります!

2016年03月31日に、マイクロソフト社の開発者カンファレンス Build 2016が行われました。
その中で、Windows10の今年夏に提供予定のアップデートから、Unix / LinuxのコマンドシェルBashが使えるようになるとの発表が。

マイクロソフト社は2014年2月に新CEOとして、Satya Nadella氏が就任して以降、開発者向けの方針転換を多く発表しています。
昨年のBuild 2015では、.NETフレームワークのオープンソース化や、クロスプラットフォーム対応エディタ「VSCode」の発表なども話題になりました。
Build 2016でも様々な発表が行われましたが、なかでも注目されたのがUbuntu Bashのネイティブサポートです。
UnixやLinuxのコマンドをWindows上で実行する環境というのは今までもありました。
それらの、いわば「既存の環境」と今回発表された内容の大きな違いは、
「『Ubuntuディストリビューションに含まれるBash』を『Windows上でも実行できるようにする』」機能である、という点です。
Ubuntuで実行可能なプログラムが、再コンパイルなどを必要とせずWindowsで実行できるようになるそうです。

 

現在はWindows 10 Insider Previewでのみインストール可能とか。
まだまだ開発中のようで日本語環境など課題は多いようですが、作業の自動化などに便利なシェルスクリプトがWindowsでもLinuxでも動くとなれば、期待せずにはいられません。

 

シェルスクリプトとバッチファイルの違いに悩まされながら苦悩する日々からも解放されるといいですね。
(PowerShellというものがあることを最近知りましたが……)