必ずしもインターンシップが就職に有利になるわけではないがメリットはある。

今回のブログは「インターンシップ」についてお話します。
11月になり、2016年も残すところあと残り2ヶ月となりました。

大学三年生はインターンシップを考えたり、もうすでにインターンシップへの申し込みを済ませた学生も少なくないと思います。
インターンシップはご存知の通り、エントリーシート(ES)を記入し、希望の企業にエントリーし、選考を経て、実際にインターン開始となります。
このように、当然のことながら、インターンシップにも選考があります。
そのため、多くの時間をかけてESを作成した努力が恵まれず、落選してしまうこともあります。
というより、本選考よりもインターンシップの方が高倍率であることが多く、落選はよくあることかと思います。
「インターンシップに参加していないと、就職活動は厳しい」
このように考えてしまう学生は少なくないのではないでしょうか。

結論から述べますと、インターンシップに参加していないからという理由で、就職活動が厳しくなることはほとんどないと思います。
確かに採用直結型のインターンシップを行っている企業を志望している場合は、インターンシップ不参加では非常に厳しくなるかと思います。
しかしながら、採用直結型のインターンシップを行っている企業は少数です。

企業がインターンシップを行う目的について、東洋経済新報社が記事を公開していました。
インターン選考に落ちても内定は獲得できる(東洋経済ONLINE)

その記事によると、2016年調査では
「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」が85.5%でトップ。
一方、2012年調査時に第1位だった「学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する」は4年で17.4ポイント減の58.4%でした。
「採用に直結したものとして実施」はわずか6.8%であり、前年の7.1%からむしろ下がっています。
この調査からも分かるように、「採用に直結したものとして実施」はわずか6.8%と非常に少数であり、「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」が85.5%でトップでした。

また、私の先輩に、インターンシップに参加せずに、複数内定を獲得した先輩がいました。
ちょうどインターンシップの時期に研究で忙しく、一つもインターンシップに参加することができず、不安な気持ちで就職活動に挑んだとのことですが、本選考ではインターンシップへの不参加は全く不利にはならなかったようです。
これらをみていくと、「インターンシップに参加していないと、就職活動は厳しい」ということはほとんどないと思います。

インターンシップの選考に落選してしまっても、気にする必要はありません。
しかしながら、インターンシップへの参加は当然のことながら、メリットが多いです。
複数のインターンシップに参加していた先輩は、インターンシップには以下のメリットがあったと言っていました。
・本選考での志望理由や動機のネタに使える。
・本選考の予行練習になる。
・参加した業界への理解度が増す。
・就職してからのイメージを持てる。
なかでも、その先輩は、「本選考での志望理由や動機のネタに使える。」がインターンシップに参加する最も大きなメリットだと言っていました。
志望する業界と結びつくような魅力的なエピソードや人事の方を惹きつける志望動機などを持っている学生は非常に少ないと思います。
そのため、ESを書く際に最も苦戦するのが志望動機です。
その際に、インターンシップをネタとして大いに活用できるとのことです。

採用直結型のインターンシップでなくても、このような多くのメリットがあります。
ぜひ、失敗を恐れずインターンシップに挑戦してみましょう。