「働き方改革」

最近よく聞かれる言葉として、「働き方改革」と言う言葉が有ります。
これは現政府が最重要課題としている改革で、大きく分けると

1.同一労働同一賃金の実現
2.長時間労働の是正
3.高齢者の就労の促進
4.働くのに障害がある人への職場の整備
となっています。

特に、今現在、活発に議論されているのは「長時間労働の是正」です。
その中でもまず着手されるのが、「36協定の見直し」です。
現状の法律では、
(1)労働基準法では1日8時間、週40時間以上の労働は禁止
↓残業を可能にするには?
(2)会社と労働者間で36協定を結ぶ(ただし、月45時間、年360時間以上の残業は禁止)
↓繁忙期などに(2)を超える残業を可能にするには?
(3)更に36協定の「特別条項」を結び、年6か月まで特別条項で定めた時間(制限なし)まで残業をすることが出来る
ここで(3)で定める時間に制限がないため、長時間労働の温床となっていることから、
政府はまず「特別条項の見直し」を行い、ゆくゆくは36協定自体の見直しも行う予定です。

ただし、これには賛成意見も多く有る中、「サービス残業が余計に蔓延しかねない」などの意見も出されています。
今後、決められた時間内に業務を行うため、様々な部分で「効率化」が求められてくることは間違いありません。
以下のキーワードに着目しつつ、日々の業務の「効率化」を今のうちに進めて行くのも良いかもしれません。
・業務の自動化
・会議の簡略化
・資料の標準化
・業務内容とスキルの最適化

詳しい内容を知りたい方は、下記官邸のHPを参照してください。
働き方改革実現会議 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/hatarakikata/