印象に残った人

今まで、様々な職場で色々な人と出会いました。
その中で「この人はすごかったな」という人を紹介したいと思います。
長年、業務をしていると技術的にスゴイ!とか
リーダーシップがスゴイ!とか、いうのは余り印象には残りません。
別にどこに行ってもそういう人達は居ますので。
今回は、もうちょっと人間的な面を取り上げたいと思います。。
ひとりは、”人の話を最後まで聞く”という人でした。
別にそのぐらい簡単だと思われるかもしれませんが、かなり難しいです。
仕事上で会話のやり取りをする機会は無数にありますが、どのケースでもそれを実践するのは自分には無理。
特に頭の回転が速い人は、話をさえぎって発言したくなるし。火急の場合は突っ込みたくもなると思う。
だけど、その人はどんな場合でも、話を最後まで聞いていました。
自分が一緒に居て「ちょっと言っていることが意味不明だな」という人の場合も、言い訳をいつまでもしている人の場合も。
何故、そんなことしているのか聞いてみたところ
「相手の話を聞かないと始まらない」と言っていました。
その時は「ふ~ん」という印象だけでした。
もうひとりは、”全ての人に平等に接する”という人。
別に神様ではありません(笑)
昨今、職場の人間関係がストレスとなって鬱となってしまうような人がいる中、
その人は、表面だけではなく分け隔てなく皆に接しているようでした。
自分が煮詰まっている状況で、誰かに質問されても手を止めて、顔を見て話していました。
「そんな対応していたら、皆に都合のいい人と思われて質問攻めになってしまうのでは?下に見られません?」
と聞いたところ、「何で?」と言われてしまい、そこで会話は終了しました。
おふたりとも、当時立場的には、サブリーダーと呼ばれるような人達でした。
別に、このおふたりが正しいと言っている訳ではありませんが、ものすごく印象に残っています。
今は、連絡が取れなくなってしまったので、この業界に居るのかはわかりませんが
どこに行っても、あの時のスタイルを貫いているんだろうな。と思います。
それにしても、
「人の話は最後まで聞く」とか
「みんなに平等に」とか
小学校の教訓みたいで、社会に出てから必要な事が多いみたいですね。学科以外は(笑)
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