就活塾のことを社会人の先輩に聞いてみたところ…

今月から2018卒の採用活動が解禁され、リクルートスーツに身を包んだ学生をよく目にするようになりました。多くの説明会に参加し、帰宅してはエントリーシートを書いたり、自己PRを考えたりと奮闘されているかと思います。

近年の就職活動は「短期決戦」と言われますが、それでも数ヶ月は続くので、体調に気をつけ無理をせずに頑張って欲しいです。

さて最近、就職活動を突破するための面接方法や精神論を教える就活塾が増加していると聞きました。

就活塾から1日に何回も電話がかかってきたり、しつこく入塾を勧められ、根負けしてその説明会に行くといきなり罵倒されてしまうことがあるようです。

「絶対に就職できる就活塾」の裏側説明会で罵倒もlivedoor NEWS 2017/03/01

最近とある女子大生から就活塾について相談を受けたました。

彼女は金融業界の大手企業を志望しており、実際に無料で受講できる就活塾に行っているとのことでした。その就活塾には高学歴の学生がたくさん来ており、内定を勝ち取るための精神論を学んだり、思い切り大声を出して面接練習をする、といった活動をしているとのことです。

私にはその就活塾が適切ではないと感じ、今後は行かない方が良いと彼女に勧めました。彼女もその就活塾が適切ではないことに気づいていたため、それ以降は行くのをやめたそうです。

さらに悪質だと高額な受講料を請求されたりすることもあるようです。

確かに企業研究や自己分析の手法を教えたりする就活塾は意味がありますし、一概に全ての就活塾が不適切というわけではありません。

では実際に就活塾は行くべきか否か。

その答えは大手証券会社に勤務している大学の先輩と食事をした時に明らかになりました。

その先輩に「内定を勝ち取るための方法などを教えている就活塾についてどう思いますか?」と聞いてみると、先輩はこう答えました。

先輩「良い就活塾なら行く意味はあると思うよ。そんなのほとんどないけどね。」

私が「良い就活塾かどうかを見分ける方法が知りたい。」と心の中で思っていると、先輩は私の問いを察知したかのように続けました。

先輩「良い就活塾かどうかを見分けるには、そこでどのような人が教えているのかを調べれば良いよ。

大手企業で人事を務めた経歴がある人とかが教えているなら良い就活塾の可能性はあるね。けどそんな優秀な人が教えてる就活塾なんかほとんどないし、そういう就活塾はかなり有名だし人気があるよ。

俺が思うにほとんどの就活塾は、就活に失敗した人が教えていることが多いね。」

これは先輩の個人的な分析ですが、私はこの意見を聞いて確かになと思いました。

私も就活塾の全てが不適切だと思っていませんが、先述したように悪質なものもあるので、就活塾に行く際は慎重に選んだ方が良いでしょう。