WindowsのNode-REDに、「MQTT→SQL Serverへinsert」させる（全３回：第２回　MQTTメッセージブローカーの設定）

製造業向けIoT担当です。

製造業界隈によくある環境（Windows＆SQL Server）で、MQTTメッセージ→SQL Serverへinsertの動作確認ができるまでをセットアップしてみます。

今回は、RabbitMQをインストールして、MQTTブローカを用意します。

まとめ（手順サマリ）

第１回　Node-REDのサービス化

1.PackageManagementのインストール（パッケージ管理環境を整えます。その１）
2.Chocolateyのインストール（パッケージ管理環境を整えます。その２）
3.nssmのインストール（サービス化ツール）
4.Node-REDのインストール
5.nssmで、Node-REDのサービス化

第２回　MQTTメッセージブローカーの設定（今回）

1.Erlangのインストール（RabbitMQの動作用）
2.RabbitMQのインストール（メッセージミドルウェア）とMQTTブローカ追加

第３回　MQTTメッセージ→SQL Serverへinsertのフローを作成

1.Node-REDのパレットに、MSSQLノードを追加
2.フローを作成

1. Erlangのインストール

RabbitMQの動作のため、Erlangを導入します。

1.1. Erlangのダウンロード

http://www.rabbitmq.com/which-erlang.html
で、適用バージョンを確認します。
RabbitMQ　と、Minimum required Erlang/OTP、及び、Maximum supported Erlang/OTPを突き合わせて、バージョンを確定します。
今回は、RabbitMQを3.7.xとし、Maximum supported Erlang/OTPに合わせます。

http://www.erlang.org/downloads
で、「OTP 20.3 Windows 64-bit Binary File」をダウンロードします。

1.2. Erlangのインストール

ダウンロードした　otp_win64_20.3.exe　を管理者として実行します。
インストーラが起動します。
変更せずに、「Next」

「＜任意のディレクトリ＞\erl9.3」に設定して、「Next」

変更せずに、「Next」

変更せずに、「Install」

「Close」

1.3. Erlangの動作確認

動作確認を行います。
スタート→「Erlang OTP 20 (x64)」→「Erlang」

シェルが起動するので、、、、

実行文入力
「1+2*3.」→「Enterキー」

動作しました。

2. RabbitMQのインストール

Windowsでは、（mosquittoを動かすと何かと面倒だったので）MQTTのブローカーにRabbitMQを使うことにします。

2.1. RabbitMQのダウンロード

http://www.rabbitmq.com/install-windows.html
で、「rabbitmq-server-3.7.5.exe」をダウンロードします。（ダウンロード先が２つありますが、どちらも同じです。）

2.2. RabbitMQのインストールとMQTTブローカ追加

rabbitmq-server-3.7.5.exe　を管理者として実行します。
変更せずに、「Next」

「＜任意のディレクトリ＞\RabbitMQ」に設定して、「Install」

変更せずに、「Next」

「Finish」

2.3. RabbitMQの動作確認とプラグインの追加

RabbitMQ管理用のWebインターフェイスを有効化します。
コマンドプロンプトで、
「cd インストールディレクトリ\rabbitmq_server-3.7.5\sbin」
「rabbitmq-plugins enable rabbitmq_management」
次に、MQTTを有効化します。
「rabbitmq-plugins enable rabbitmq_mqtt」
「rabbitmq-plugins list」　追加したプラグインの一覧を確認します。

プラグイン反映のため、サービスを再起動します。