仕事において、議論になった時は

株式会社オリエンタルインフォーメイションサービス

仕事において、クライアントや同僚、上司などと議論になることがある。

学生や研究者などであれば、「熱く議論を戦わせる」と言う行為は、価値があることと言っても良い。ディベート能力を磨くため、議論の勝ち負けを決めることもまた一興である。

 

しかし、仕事において議論は不可避だが、議論のやり方は、学生や研究者などとは大きく異る。
と言うより、議論の目的そのものを、変える必要がある。
社会人の議論は、「議論に勝つこと」を目的とはしない。実際、議論の価値も負けにも等しく価値はない。

議論に勝って、相手に不快な思いをさせては、結局は仕事を進めるのに支障が出たり、協力してもらえなかったりする。
一方で、議論に負けても、こちらがモヤモヤするだけであろう。

では、社会人の議論は何が目的なのだろうか。
それは、「お互いが議論をする前よりも、良い解答をみつける」ことだ。
議論の後、どっちの意見も跡形も無く、「より良い意見」を出すことが究極の目的である。

したがって、議論の大前提は、「どちらが正しいか」ではなく、
「どうしたらもっと良い案ができるか」であり、
議論する相手は「敵」ではなく、「仲間」である。

それを認識している限り、仕事における議論は生産的で、お互いに信頼関係を築けるものとなるだろう。

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