サマータイム

以前、2020年東京オリンピックの猛暑対策の一環としてサマータイムの導入が検討されておりました。

実際には10/31時点、日本でのサマータイム導入は断念となりましたが、今後、継続的に審議されると思われます。

改めてサマータイムについて調べてみました。

 

サマータイムとは、

夏の時間を1時間進めるというものです。

アメリカ合衆国の場合、期間は3月第2日曜日午前2時-11月第1日曜日午前2時がサマータイム期間となります。

■去年の場合

開始:2017年3月12日(日)2:00 am → 3:00 am
終了:2017年11月5日(日)2:00 am → 1:00 am

サマータイムの導入をしている国は、世界で約70カ国と言われています。

主な国は以下です。

・ヨーロッパ各国
・アメリカの一部
・カナダ
・イラン
・ニュージーランド
・オーストラリア

日本では1948年から1951年まで実施されていましたが、残業増加や寝不足など不評のため廃止しています。

最近になって省エネなどを理由に何度か導入の検討をしたこともありましたが、結局導入されることはありませんでした。

しかし一部では、始業・就業時間を1時間繰り上げるサマータイム勤務を実施しているところもあります。

 

PCにおけるサマータイムは、時刻の内部管理にUTCを使うことにより、夏時間を意識せずにファイルの読み書きができます。

しかし、OS上での取り扱いは各システムによって異なります。

 

■Windows XP以前

時刻は現在有効な標準時に合わせて表示

※サマータイム期間中にタイムスタンプが9時であった場合、期間外では10時と表記される。

 

■Windows 7以降、macOS

時刻は当時の標準時に合わせて表示

※サマータイム期間中にタイムスタンプが9時であった場合、期間外でも9時と表記される。

 

■Linux

tz databaseを用いて夏時間を管理

※詳細は割愛します。

 

Windows7では「日付と時刻の設定の変更」からタイムゾーンと一緒に変更できます。

サマータイム導入は生活パターンの変化だけではなく、それに伴うシステム対応など私たちの業界に大きな影響があります。

2020年東京オリンピックでの導入は現状なくなりましたが、

今後、導入の可能性がある場合には様々な対策が必要になると思われます。