環境対策とソフトウエア開発の関係について調べてみました

SDGs17の目標

まずは、世界的に取り組みが行われているSDGsです。

17の目標が掲げられており、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要と言われています。

SDGs17の目標はこちらを参考に↓
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字 | 国連広報センター (unic.or.jp)

カーボンニュートラル

そのSDGsの取り組みに向け、2021年以降あらゆる業界でカーボンニュートラルの取り組みに関心が集まっています。

この動きは私たちソフトウエア開発を行うIT業界にも徐々に取り入れられるようです。

 

カーボンニュートラルの取り組み

カーボンニュートラルとは、脱炭素化とも言われ、「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という取り組みで、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

 

カーボンニュートラルについてはこちらを参考に↓
カーボンニュートラルとは – 脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp)

 

SDGsの17の目標のうち、目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と目標13「気候変動に具体的な対策を」の2つが、カーボンニュートラルの取り組みに繋がり、日本でも、様々な企業で取り入れられてきています。

 

グリーンITとの違い

カーボンニュートラルよりも以前に、グリーンITという言葉も聞いた方もいるかと思います。

グリーンITとは、地球環境への負荷を低減したIT機器や基盤、システム導入や活用をした取り組みです。

IT機器やシステムの省エネを実現するか、それらを活用してどのように社会の省エネを実現していくかという取り組みです。

 

この2つの取り組みの違いは、

【グリーンIT】

データセンターの省電力化やサーバーの冷却・空調システムの改善や運用ノウハウなどで、主にハードウェアの省エネ化の取り組みをしている

【カーボンニュートラル】

ハードウェアのみではなく、ソフトウェアのグリーン化や省エネ化などとなるが、統一されたルールは設備されていないので、これからどのように対応していくか模索中と言えるようです

 

今後の取り組み

開発時にシステムの環境負荷が低いことをアピールし、他社との差別化を図る動きが強まる可能性があります。
また、開発時だけでなく、運用時の環境負荷の低減も求められるかもしれません。

そのため、テスト工程で手広くテスト実行をするのではなく、影響範囲だけ限定して実行する事で、消費電力を抑えることができるなども考えられます。
最先端の技術を上手に取り入れることで、有力なアプローチに繋がり、SDGsの取り組みに貢献していけると考えられます。

 

マイクロソフト社では、2030年までに自社が消費する電力の100%を再生可能エネルギーに切り替えると発表しています。
また、サーバー温度管理に使われる水資源を水以外の液体でサーバーを冷却する「液浸」技術を使用するらしい。

 

わたしたちが生活し、仕事をしていく上でも大きく関わってくる取り組みと、
これからのソフトウェア開発について、みなさんも考えてみてはいかがでしょうか。

 


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