技術者のスキルを構成する要素はなんだろうか?

技術者のスキルは何によって構成されているのだろうか。これについては諸説あるが、今のところ多くの会社で採用されている「技術者のスキルセット」に統一された見解はない。
とは言え、何のスタンダードも、すり合わせも存在しない、というわけではない。
有名ドコロにITSS、というものがある。

ITSSとは、ITスキル・スタンダードの略称で、ITスキルの業界標準を目指して経済産業省が策定した。
ITスキル標準(アイティースキルひょうじゅん、IT skill standardITSS)とは、経済産業省が定めている個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化しIT人材に求められるスキルキャリア(職業)を示した指標である。
ITサービスの分野11職種38専門分野ごとに,最高7段階のスキル・レベルを設定している。それぞれのレベルについて、要求される業務経験や実務能力、知識を定義している。
(Wikipedia)

ただし、コレを見たことのある方であればご存知だと思うが、業界のすべてを網羅しようとするあまり、かなり抽象的な定義のものが多く、即現場で、という訳にはいかない。
これは、あくまでも体系的分類の最も大きな部分を示している、というだけなのである。

とはいえ、何もないよりはマシである。参考までに下に11職種をWikipediaから引用して挙げる。

この11職種の優れたところは、ITに携わる方々のほぼすべての職種を網羅しているところだが、最も人数が多いのはソフトウェアディベロプメントだろう。もちろん、複数の職種を兼ねた人物も存在する。

最近では技術者といえど、上のレベルに到達するためには、一つの専門性を極めるだけではダメで、マーケティングとアーキテクト、カスタマサービスとエデュケーションなど、複数のスキルを組み合わせたところに価値を出すことをやらなければならない。

興味のある方は、このリンクから、ダウンロードし、中身を覗いてみてはいかがだろうか。