企業の求める人材は、なぜどこも判で押したように一緒なのでしょうか?

こんにちは、今回は3月末ということもあり、学生の方向けに書いてみたいと思います。
そろそろ4月ですが、皆さんの中には、面倒臭かった「エントリーシート」を春休み中に書いてしまおうという人も多いのではないでしょうか。
そして、エントリーシートのなかで難しいのが「自己アピール」ではないかと思います。
何を書けばいいんだろう?
どんなことはNGなのかな?
など、書き出すと次々に疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
そんな時、勘の良い人は、おそらく「企業の求める人材」に則したアピールをすれば良いと思っているかもしれません。
それは、正解だと思います。アピールは、企業のほしい人材にマッチしているかどうかチェックする欄です。
だから、その考え方は正しいです。
でも、「企業のほしい人材」を調べてみると・・・
「やる気のある人」
「自分から動ける人」
「チャレンジ精神のある人」
など、判で押したように、どこの企業も同じ、なんてことありませんか?
なぜこんなことになるのでしょうか?
それは、「人にやる気を出してもらう」のが最も難しいからです。
仕事を教えることはそれほど難しくありません。専門知識も3年も働ければある程度身につきます。
でも、「やる気」だけは教えられません。
だから、「やる気のある人、自分から動ける人」を企業は求めるのです。
「やる気」なんてものは仕事や上司次第、と思っている人もいるかもしれません。
でも、どんな職場や会社でも、嫌な仕事や嫌な上司は、そう遠くない将来、必ずあなたのところにやってきます。
そんな時、腐ってしまうか、それとも「まあ、やれるだけやってみよう」と開き直れるか、そこが企業の採用担当者が一番気にする「求める人材」の要素です。
自己アピールをこれから書く方は、「困難をどうやって克服するか」や、「言われなくても動く人」、あるいは「嫌な人ともうまく折り合いをつけたこと」などを書いていただくと、担当者の目に止まりやすいと思います。
それでは、良い新学期を!