面接時の「逆質問」を逆に利用しよう
今回は就職活動における「質問」についてお話します。
今年も残すところあと1ヶ月となりました。
大学三年生は、冬のインターンシップのエントリーで忙しかったり、すでに本選考に臨んでいる方もいるかもしれません。
そんな就活生にとって、面接の際に受け答えに困る質問を受けることがあると思います。
その代表例として、「何か質問はありますか?」があげられると思います。
いわゆる「逆質問」と呼ばれるものです。
「何か質問した方がいいのかな、、、。」
「質問しないと消極的だと思われてしまうかも、、、。」
と考えてしまったりする方もおられる方と思います。
結論から言いますと、この際、質問はした方がいいです。
その理由として、当然ですが、以下の2つがあります。
- 自分が聞きたいことを聞ける。
- 方法によっては、アピールにもなる。
リクナビNEXTサイト内の人事にウケる「面接逆質問」人事にウケる「逆質問」として、以下の3つのタイプが記載されていました。
タイプ1:やる気を見せるための質問
タイプ2:自分の長所をアピールするための質問
タイプ3:聞きづらい労働条件を上手に聞き出す質問
私の先輩に、この逆質問のタイプ1で成功した人がいます。その先輩は、第一志望の企業が二社あり、どちらを選べば良いか非常に悩んでいたそうです。
そこで、面接の際に
「私が希望している部署の社員の方とお話しさせていただくことは可能でしょうか?」
と逆質問をしたところ、二社共に快く承諾してもらい、実際の業務内容などについて、希望している部署の社員に詳しく聞くことができたそうです。
その先輩が迷っていた二社は大手証券会社で、どちらにも魅力を感じていたために、決めかねていたようです。そこで先輩は、実際に希望する部署の社員の方に、”社風”について詳しく尋ねたそうです。
一社は、「チーム一丸となって仕事を進める社風」で、もう一社は「個々で仕事を進める社風」でした。
そこで先輩は、チーム一丸となって仕事を進める証券会社に魅力を感じ、これが決め手になって就職を決めたそうです。
実際に就職して働いている自分をイメージすることができ、自分の中で行きたい企業を明確に決めることができその後の進路選択にとても役に立ったばかりか、逆質問が直接的に功を奏したのかどうかは分かりませんが、その二社両方から内定をいただくことができたそうです。
ほとんどの人は面接が得意ではありませんし、楽しいものではないと思います。しかしながら、このように発想転換をすることによって、自分のメリットにすることも可能なのです。
例え面接が苦手であっても、発想転換をして逆に自分から「これだけは聞いておきたい!」という項目を事前にリストアップしておくことで、一方的に質問されるだけの面接で終わるのではなく、お見合いのようにお互いを理解する面接になります。
そうなれば企業にとっても就活生にとってもどちらもWinWinな有益な面接と言えるのではないでしょうか。