注目通信規格「LPWA」とは

昨今通信規格は様々な物があり、日々進歩していますが、どれも導入する際に広範囲で利用する為にはそれなりの台数を用意する必要があり、通信コストもバカにならない。
そういった理由で導入を断念されている方が多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決する為、今注目されている通信規格があります。
それが「LPWA」です。

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「LPWA」とは

Low Power Wide Area」の略で、「長距離、低消費電力、少データ通信」向けの通信規格です。
この「LPWA」を利用した通信規格も「LoRaWAN」、「SIGFOX」等様々な物が出て来ています。

 

その中でも、私がお勧めしたいのが「LoRaWAN」です。

一番の理由は「LoRaWAN」で利用されている周波数帯は「920MHz帯」を利用しているため、免許不要で、誰でも自由に機器を設置できる点です。

また、ネットワーク構成もシンプルで「端末/GW/NS/AS」のスター型のトポロジーとなっています。
長距離通信と言った点では、環境にもよりますが、1台のGWで最大「51km」の範囲でデータ通信が可能だった実績も報告されています。
(相模湾:三浦市~熱海市)

まだ日本での導入実績はあまりない状態ですが、既に海外等では以下のような物に利用されています。

【スマートビルディング】
●空調管理
●会議室満空管理

【スマートシティ】
●パーキングシステム
●スマートライティング

【トラッキング】
●お年寄りや子供の見守りシステム
●倉庫や空港での貨物管理

上記のようなシステムを実現する為のセンサー端末は、たくさん出て来てはいますが、まだ日本で利用できる端末は少ない状況です。

今後、様々なセンサー端末が日本で利用可能となれば、驚きの低コストでのシステム提供も遠くないかも知れません。
ただ、ノウハウを溜めるまでには高コストかも。。。。

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