熱中症に気をつけましょう

厳しい残暑が続いています。 総務省消防庁は2018年8月12日の時点で、 今年の熱中症による救急搬送人数の累計は7万8345人であることを発表しました。 2017年5月~9月の熱中症による緊急搬送人数の累計5万2984人。 今年は既にその値を上回っています。 都内でも最高気温が40度を超え、 以前にも増して身近な病気となった「熱中症」について改めて調べてみました。
【熱中症の症状】
◆軽度
めまい・失神 脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともある。 筋肉痛・筋肉の硬直 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴う。 発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じる。 “熱けいれん”と呼ぶこともある。 大量の発汗
◆中度
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 からだがぐったりする、力が入らないなどがあり、 従来から“熱疲労”“熱疲弊”と言われていた状態。
◆重度
意識障害・けいれん・手足の運動障害 呼びかけや刺激への反応がおかしい、からだにガクガクとひきつけがある、 真直ぐ走れない・歩けないなど。 高体温 からだに触ると熱いという感触。従来から“熱射病”や“重度の日射病” と言われていたものがこれに相当する。
【熱中症予防・対策】
・水分をこまめに取る ・塩分をほどよく取る ・睡眠環境を快適に保つ ・気温や湿度が高くなるのを防ぐ ・衣服を工夫して暑さを調節する 吸収性や速乾性に優れた素材を選ぶ ・日差しをよける 帽子や日傘を使用し直射日光をよける ・冷却グッズを身につける 冷却シートや氷枕などの冷却グッズを利用する ・飲み物を持ち歩く ・こまめに休憩する 暑さや日差しにさらされる環境で活動するときはこまめに休憩し、無理をしない ・「熱中症指数」を気にする 携帯型熱中症計やテレビ、Webなどで公開されている熱中症指数で、 熱中症の危険度に注意する
【熱中症の応急処置】
・すぐに医療機関へ相談、または救急車を呼ぶ ・涼しい場所へ移動する クーラーが効いた室内や車内に移動する。 屋外で近くにそのような場所がない場合は風通りのよい日かげに移動し安静する。 ・衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げる 衣服をゆるめて、体の熱を放出する。 氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やしたり、 皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐ。 (うちわなどがない場合はタオルや厚紙など使用) ・塩分や水分を補給する できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませる。 おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性が あるので、むりやり水分を飲ませることはやめる。 皆さんも暑さで体調がおかしいと感じた時は決して無理をせずに。 しっかりと熱中症を予防して残暑を乗り切りましょう!
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