devstackとvirtualBoxを使ってOpenstackのお試し環境を構築する

オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア“OpenStack”の動作検証用に、
virtualBoxとopenstackのデプロイツール”devstack”を使用してopenstackのお試し環境を構築した際の手順について
簡単ですがご紹介します。
■動作環境
検証用マシン
- OS:windows10(64bit)
- CPU:intel Core i5
- メモリ:8GB
※virtualBoxがインストールされていること
仮想マシン(virtualBox上に作成する)
- 04(64bit)
- ホスト側から仮想マシンにネットワーク接続できること(手順は省略します)
※仮想マシンに割り当てるメモリは4GBだとdevstackの起動に失敗しました。
最低でも5GB以上を設定したほうがよさそうです。
■手順
①VirtualBoxを起動して、仮想マシン(Ubuntu)を立ち上げる
※以下、ターミナルを起動後コマンド実行
②gitインストール
$ sudo apt-get install git
③devstack取得
$ git clone https://github.com/openstack-dev/devstack.git
$ cd devstack
④local.conf作成
$ cp samples/local.conf .
$ gedit local.conf
以下のように編集
・SERVICE_TOKENを追加。値は任意。
・HOST_IPのコメントアウト解除。値は仮想マシンのIPアドレスを設定。
⑤devstack起動
$ ./stack.sh
⇒起動完了まで待つ
※devstackが起動するまで約30分程度かかりました。
※devstackを停止するときは、./unstack.shを実行してください。
⑥ホスト側(windows)上のブラウザから、仮想マシンのIPアドレスにアクセス
ログイン画面が開きます。
ユーザー名はadmin、パスワードはdevstackを入力します。
トップページが開きました。
インスタンス作成等することが可能です
以上です。
お試し用の環境なので動作は重いですが、
とりあえずopenstackを触ってみたい、
という方の参考になれば幸いです。