こんな会社の強みは、「強み」といえません。

説明会などで、会社の強みをよく聞かれます。
他社の方がどのような話をしているのかわかりませんが、我々はかなり注意深く回答を行うことにしています。
なぜなら、「会社の強み」というのは、経営の根幹であり、適当な答えはできないからです
以下に、「ダメな強みの例」を挙げます。
このような回答は、われわれにとっては、「してはいけない回答」です。

1.品質
品質というのは、強みにはなりません。なぜなら、品質はわれわれが定義するものよりも、顧客が定義するのものだからです。
顧客の求めるものを提供するのは、商売の基本ですから、これを軽んじている会社は経営が立ち行かなくなりますが、これが強みである、ということは通常はできないはずです。

2.社員の質
社員の質をどのように定義するかにもよりますが、根拠が無いことがほとんどです。
根拠が示されていれば差別化要因となりますが、ほとんどの場合はひとりよがりなものです。

3.顧客志向
当たり前です。品質と同じく、強みになりません。
このような回答をする会社ほど、他と変わらない商売を行い、競争で苦しんでいます。
また、強みというのは具体的であればあるほど、会社の経営陣が有能であることの証です。

 

ちなみに、弊社の強みは「設計能力」です。
よく聞いて頂いて、判断していただければと思います。