エンジニアは「設計力」を身につけなければならない
エンジニアとして、もっとも重要なスキルはなにか?と問われた時、みなさんはなんと回答するでしょう?
もちろん正解はありませんが、「提案力」「コーディング」など、様々な答えがあると思います。
ただし、当社は考え方としてもっとも重要なスキルは「設計」であると考えています。
なぜ設計が重要なのでしょうか。
それは、顧客からもらった「要望」と、ソフトウェアを構成する「コード」をつなぐ部分だからです。端的に言ってしまえば、設計は要望をコードに変換する翻訳の作業と言ってもよいでしょう。
実際、要望を聞くだけであれば営業職がやればよいのです。コードを組むだけであれば派遣やオフショアに任せれば問題ありません。場合によっては自動でコードを出力するツールを用いてもいいでしょう。
しかしながら、設計だけはちがいます。極めて高度な知識労働です。
設計がまずければ、ソフトは顧客の要望を満たしません。設計がまずければ、後で機能追加も難しいでしょう。設計がまずければセキュリティ面も不安です。
要は、すべての場面において設計が上手であるかどうかが問われるのです。
したがって、エンジニアのキャリアは「設計が上手であるか」にかかってると言っても過言ではないでしょう。