「風通しのよい組織」づくり

■問題を許容することが重要

「風通しの悪い組織」と「風通しのよい組織」には、どのような違いがあるのでしょうか。 オルタナティブ・ブログ ITソリューション塾の斎藤さんが端的に違いを説明してくれています。

pic01 (参考:http://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/2015/07/post_112.html)   行動原理が根本的に違います。

風通しの悪い組織は「問題があってはならない」ことからスタートするのに対し、風通しのよい組織は「問題があるのは普通」と捉えるところから始まります。

ココが本質的な違いだと思います。風通しをよくするために、リーダーは「問題があることを許容する」ことから始めるのがよさそうです。

■人事評価基準の見直し

問題があることを許容し、問題提起をどんどん出すには、自由に発言できる環境が自然とできることが重要です。

黙って余計なことを言わない無難な姿勢のメンバーよりも、積極的に発言して失言してしまったメンバーのほうを評価する基準が必要なのではないでしょうか。

江戸時代の薩摩藩の人物評価序列の教えの評価制度がおもしろいです。次の5つの順番で人物評価をしていたそうです。

一番 ⇒ 何かに挑戦し、成功した者
二番 ⇒ 何かに挑戦し、失敗した者
三番 ⇒ 自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四番 ⇒ 何もしなかった者
五番 ⇒ 何もせず批判だけしている者

積極性に高い評価を与える基準にすると、活発に発言し、風通しもよくなると思います。  

Slackの導入

小野和俊さんのブログで「Slackを入れて風通しがよくなった」との記事を目にして、コレだ!と思いました。
(参考:http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50528045.html) まずは「カタチから入れ」ということで、とにもかくにもグループ内のコミュニケーションはSlackでやってみようという軽いノリで、Slackを導入してみました。 pic02 まだ始めたばかりなので効果はわからない状況です。

ただ、グループチャットで意見をあげる人は、実際の会議の場でもよく発言する人、のような気がしています。
Slackの良いところをメンバーに聞いたところ、 「メールは敷居が高い、チャットが気軽でよい」、 「自分が発言しなくても、どう議論されたかが見えるのでよい」 などの意見がありました。
風通しということでいうと、一定の効果はありそうです。

その他、月並みなところでは、社内でメンバーと業務以外の話(ゴルフの最新ギア情報、野毛イチオシの店など)をしたり、グループミーティング後には「アルコール消毒会」を開催したりと、それなりにはやっているつもりです。

ただ、「風通しのよい組織」づくりは試行錯誤している状態で、まだまだ目指しているところからは程遠い感じがしています。
これからもいろんなことを試しながら、メンバーにも提案してもらいながら、少しずつでも風通しのよい組織にしていこうと思います。

※組織の風通しをよくしようとし過ぎて、家をおろそかにしてしまうと、家の中の風通しが悪くなるので注意が必要です。

以上

 

ホームページ http://www.ois-yokohama.co.jp

facebook   https://www.facebook.com/orientalinformationservice/