「企業理念」のほんとうの意味

企業理念をみなさい!
と就職・転職活動のアドバイスをもらうことはよくあると思います。
でもホームページなどで「企業理念」をチェックすると、 「世の人のために」とか、「お客様を大切に」とか、抽象的な語句が並んでいて「なんだかどこも同じ」というようにみえるのではないでしょうか。
それもそのはずです。
「企業理念」という言葉の意味を知っている人は社会人であっても殆どいません。
試しに近くの大人に、「理念」って何ですか?
と聞いてみてください。殆どの人は正確に答えることができないはずです。
そりゃそうですよね、殆ど使わない言葉ですから。
だから、「企業理念」って、実はあまり皆よくわかっていません。
辞書をひくと、理念とは「ある物事の根本となる考え方」とありますが、「企業の根本となる考え方」ってなんでしょうか、という話になります。
で、ここからが本題です。
これは私が昔ある経営者から聞いた話ですが、「経営理念」という言葉はこう理解するといい、という話がありました。
経営理念とは、「その会社の存在意義」または、「なぜその会社が存在するのか、という理由」とかんがえると良い、ということです。
製薬会社なら、「~という病気を治すこと」や、製造業なら「~を通じて、自動車の未来をつくる」など、わかりやすいほうが良い理念です。
皆にわからない理念なんて、何の意味もありませんから。
ということで、会社の経営理念をチェックするときは、きちんと「その会社の存在意義」がわかるようになっているといい会社、と見てもいいかもしれません。
余談ですが、当社の企業理念は
一、人が財産である我々ソフトウェア会社は社員とその家族を第一に、お客さまの要望に対し技術と品質で応え、継続的に必要とされる企業であり続ける。
一、世界をリードする「ものづくり日本」を担う一社として、新たな製品開発やソフトウェア開発を通じてこれからの社会全体の発展に貢献する。 そのために価格以上の価値、期待される事以上の結果をお客様へ提供する。
一、あらゆる利害関係者のため、恒久的に会社を存続させ、発展させる。
となっています。
「企業の存在意義」と考えれば、アイデンティティそのものですから、大事です。
実際、ソフトを通じて、日本の製品開発を応援する。
それはとても大事なことと我々は考えています。
ピンときた方は、是非当社へ!