プロジェクトマネジメントの認定資格「PMP」について。

プロジェクトマネジメントの資格には、経済産業省認定の「プロジェクトマネージャ」と、もう一つ有名な「PMP」というものがあります。
PMPは「プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル」の略で、プロジェクトマネジメントの知識体系のグローバルスタンダードであるPMBOKの習熟度合いに関する資格です。

PMPの試験を受けるには、受験料が6万円程かかり、最寄りの試験センターにおもむき、コンピュータによる試験を受ける必要があります。
専門用語が多い試験なので、プロジェクトマネジメントの経験がかなりある方でも試験勉強なしにこれを突破することは難しいでしょう。
逆に、プロジェクトマネジメントの経験が浅くとも、試験勉強をがっちりやれば、資格は取得できます。

では、どうやってPMPの取得者の質を保っているかといえば、2点です。
1.受験料が高い
PMPは受験料が他の試験と比べるとかなり高額に設定されています。恐らく個人で取得しよう、という方は後述する「更新制」の相まって、かなり少ないのではないでしょうか。
企業からお金を出してもらって受験をする人は、それなりの人が多いと予想できます。

2.更新制である
PMPの最大の特徴は、この資格が一度取得したら永続するものではないということです。PMPの有効期間は3年。それまでにプロジェクトマネジメント活動を行い、認定されるPDUと呼ばれる「単位」を取って置かなければ更新もできません。また、更新料もそれなりの金額です。
これにより、現役のプロジェクトマネージャが保持する資格としての質を保っているといえるでしょう。

以上述べたように、PMPはそれなりに高額な維持費がかかる、贅沢な資格です。個人で取得するのではなく、会社が必要と思われるときにサポートを行って資格を維持する、というイメージとなることでしょう。