今年の6月1日就活解禁と同時に「内々定」が集中。6月までに就職活動を終えた学生47.4%

今年は、就職協定による就活解禁日が(企業エントリースタート)昨年より2ヶ月前倒しの6月1日になりました。
もう常識になっていますが、就活解禁日と言っても、基本的には多くの企業、特に大企業ではそれまでにはほぼ選考が終わっており、実質的には「内々定」通知の解禁日となっています。
大手就職支援サービスのマイナビが6月までの村卒就職活動の状況を報告しています。

「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」

■ 47.4%の学生が 6 月に「入社予定先を決めて就職活動を終了した」と回答。
■ 3 月~6 月までにかかった就活費用は 11 万円超。
■ 内々定を受けた時期は「6 月上旬」に集中。

今年は6月の上旬に「内々定」が集中していることが報告からわかります。6月までに「内々定」を受けた人のうち33.6%が6月上旬となっています。
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さらに、内々定を受けた人のうち、「入社の意思を固めた時期」を調べてると、これも「内々定」が出た時期と同様に6月上旬に39.8%と集中しています。6月全体でみれば75.3%です。つまり、6月までに内定を受けていた多くの就活生が6月を境に就職活動を終えたことになります。

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就職活動自体は7月も続いており、マイナビの報告によると「入社予定先を決めて就職活動を終了した」と回答している人は47.4%です。
新卒就職希望者の半分以上は、7月中も就職活動中です。ようやく前半戦が終わったというところです。
6月解禁日に合わせて「内々定」が出せるような企業は黙っていても就職希望者が集まってくるような大企業の話です。今後は、中小企業に就職活動のステージが移ってきますので、就職活動中の方は、引き続きあきらめずに頑張ってください。
いい企業が必ずしも、大企業であるとは限りませんし、一旦仕切り直しをするいい機会ですので、むしろ自分に合った企業探せるチャンスです。