小学校でのプログラミング必修化

2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。
そんなニュースを目にした人も多いのではないでしょうか。
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自分が小学生のころはパソコンがそこまで浸透していない時代でしたので、「ついに小学生がプログラムの勉強をする時代が来たのか」とちょっと驚きを感じました。
ちょっと大げさですが、もう誰もがプログラマーが当たり前?と勘違いしそうです。

他の国ではどうなっているかというと、英国では2014年から
サムスンなどのIT先進企業のある韓国では1997年からプログラミング教育が小学校から必修化されているそうです。
IT最先端のアメリカではまだ完全には必修化されてはないようですが一部の州では
導入されつつあるようです。

確かに今の時代、何もかもがIT化し、コンピュータ無しでは世の中は回りません。
少子高齢化でIT人材不足はより深刻化しています。
10年前に比べてOISも平均年齢も徐々に上がってきています。
このままだと、保守・運用・改修・刷新などが必要なシステムが沢山あるのに対応する人が足りない事態に陥ることになりかねません。

国がその辺を考えて、本格的にIT人材不足解消に向けてIT教育を重点に置いてきています。

ただ、この必修化の本来の目的は、プログラミングから問題解決の力、ロジカルシンキングを身につけることにあると言われています。

文科省の有識者会議ではプログラミング教育から
以下のような資質・能力を目指すことを提言しています。

【知識・技能】

身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。

【思考力・判断力・表現力等】

発達の段階に即して、「プログラミング的思考」(自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力) を育成すること

【学びに向かう力・人間性等】

発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を涵養すること。

これらを通して、物事の本質を見極め、問題解決能力を身につけることはIT人材を育成することに関わらず、将来の社会には重要な人材となりうる要素を持つことになると思います。
この提言は、IT業界に関わる人にとっては当たり前かもしれませんが根本的なある意味大事なことかもしれません。

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