製品開発系(デジタル複合機、プリンタ、インクジェット複合機、カラーレーザー複合機)

インクジェット複合機、レーザー複合機およびレーザービームプリンターの組込ソフトウェア開発

当社は、インクジェット複合機、レーザー複合機、レーザービームプリンターの組込ソフトウェア開発に強みを持っています。製品開発の際に必要とされるブートローダーや各種アプリケーション、ミドルウェア、デバイスドライバなど、あらゆる階層のファームウェアの受託開発を行っております。これまで多数の製品の開発に携わってきた実績と経験を活かし、高品質な製品の開発を行っています。

また、アプリケーションの開発にも力を入れており、主に機器本体の液晶ディスプレイで表示や操作を行うアプリケーションや、Webブラウザ経由で本体の操作を可能とするWebアプリケーションの受託開発を行っています。お客様のニーズに応じて、最適なアプリケーションを開発し、製品の付加価値を高めることができます。

さらに、デバイスドライバの開発にも注力しています。eMMCやNFCなどの様々なデバイスドライバの受託開発を行い、製品の多様化に対応することができます。当社のエンジニアは、幅広い知識と技術を持ち合わせており、お客様の要望に応じた最適なデバイスドライバの開発を行っています。

当社は、製品開発におけるソフトウェア開発の重要性を認識し、常に技術の向上と革新を目指し、お客様の要望に最適な製品を提供することを目指しています。

画面処理システムLSIファームウェア開発

デジタルテレビの映像エンジンに搭載されている音声信号と映像信号の制御処理を行うLSIの開発を行っています。LSIは、

  • ハードウェア(半導体)
  • ハードウェアを制御するファームウェア
  • ファームウェアを制御する為のコマンドを発行するアプリケーションインタフェース
  • アプリケーションインタフェースを使用し、画面表示等の様々な機能を実現するアプリケーションソフト

以上の4つから構成されています。(アプリケーションソフトはLSIを購入されたお客様が作成します。)弊社は主に映像信号の制御処理(HDMI、コンポーネント、CVBS、YC、スケーリング、IP変換)を行うファームウェアの開発を行っていますが、開発後はシステム評価等も行います。

車載装置開発

車載装置開発は、高度な技術力を必要とする分野であり、ドライバーの安全性に直結するため、特に重要視しています。現在、車両の機能は多岐にわたり、ドライバーに通知する情報も複雑化しています。例えば、自動ブレーキや車線逸脱防止などのアシスト機能に加え、運転中に車両内での操作やスマートフォンの使用を制限する取り組みが広がっています。そのため、当社では、機能で検出された情報や車両の状態、機能の搭載状況、機器の動作状況など、複雑な条件を適宜判断し、ドライバーに必要な情報を的確に通知するシステムの開発に注力しています。

また、国ごとに異なる法規制にも対応し、適切な通知が行えるようにすることも重要な課題の一つです。当社では、世界各国の法規制に詳しいスタッフが在籍しており、必要な情報を正確に把握し、それに応じた開発を行っています。

当社の車載装置開発は、ドライバーの安全性を高めるための重要な技術の一つとして、多くの自動車メーカーから高い評価を受けています。今後も、車両の進化に合わせ、最新の技術を駆使したシステムの開発を行い、ドライバーの安全性を確保するための貢献を続けていきます。

車載フロントパネルLCD表示システム

車載フロントパネルLCD表示システムカーナビとスマートフォンの連携機能の開発、フロントディスプレイの表示機能の開発から、適用が加速するAUTOSARの導入まで、車載システムの組込開発を幅広く支援しています。

コックピット周辺の急速な進化により、メーターのTFT(液晶パネル)化、大型化が加速し、これらに伴いソフトウェア開発需要が増大しています。
各種ECU~各種センサー間をCANデータ通信で連携し、多様化する情報に対応するインパネシステムの開発に携わっています。

自動車のIT化に伴うコネクティッドカーへの対応、ISO26262に基づく機能安全設計の支援業務等への取り組みも行っており、2輪車から4輪車まで多種多様な機種、OSに対応することが可能です。

レーザー・レーダーを用いた計測システムソフトウェアの開発

レーザー・レーダーは、物体までの距離を計測しますが、そのままでは人なのか物なのか見分けがつきません。計測システムソフトウェアは、人や物を識別し、それを時間軸に並べて表示することで動きや流れを表します。
本プロジェクトでは、計測システムソフトウェアで3次元に対応するために、

  • 高さ方向に対応した人や物を識別するアルゴリズムの提案、設計、製造、試験。
  • 情報量が増えることにより増加する処理時間やリソース(CPU使用率、メモリ使用量)の削減。
  • 必要な情報だけを表示するUIの開発。

を行っています。
また、計測した情報をデータベースに登録し、要件にあった観点から情報を抽出するソフトウェアの開発を行っています。
高さ方向に対応した人や物を識別するアルゴリズムの開発では、より精度の高い識別を行うことを目的に、3次元の特性(例えば高さ)を条件として考慮するアルゴリズムの開発と、2次元の環境でもそのまま使用できるよう、環境の統合を行っています。

処理時間やリソースの削減では、低スペックのPCでも動作可能することを目的に、主にメモリ量の最適化(アライメントの削減、動的・静的メモリへの変更)、処理の効率化、実行タイミングの調整、実行するCPUコアの調整を行っています。

必要な情報だけを表示するUIの開発では、3次元になったことで増大した情報を、利用者がわかりやすいよう表示し、効率よくシステムを使用することを目的として、表示する内容・領域を利用者が選択可能とし、必要な情報・領域だけを見えるようにしています。

パーキングシステム開発

近年、自動車自体に危険を知らせるアラームや危険を回避するシステムなどが搭載されていたり、目的地をセットして運転席に座っているだけでハンドルも持たずアクセルも踏まずに目的地まで運んでくれる「自動運転」の技術も進化し自動運転機能を搭載した車も市場に出回り始めてきました。

そんな車社会で必要なものの一つとして駐車場があげられます。
駐車場システムも日々進化を遂げており、センサーやカメラを使って車両を認識し、出口ゲートでの渋滞緩和などに一役買っています。

当社では、某大手メーカー様のパーキングシステムの開発を行っており、駐車場精算機の開発、車番認識によるチケットレスシステムの開発、ワンストップ型ETCシステム開発などを行っています。

デジタルネットワークカメラ等に搭載されるシステムLSI開発

様々な製品に使用されているシステムLSIは、これまで複数のICを組み合わせて構成していた機能を1チップ上で実現した大規模集積回路として、小型で高性能な機器類を効率よく開発することが可能です。

デジタルネットワークカメラの開発において、カメラのイメージセンサーから読み取られた被写体の顔や胴体の認識情報を人の目で見ることのできる画像に変換することや、読み取られた画像情報の暗号化処理、360度カメラ等で撮影された天球画像を平面画像に変換など、あらゆる処理を行っています。これらの画像処理には、膨大なハードウェアの制御が必要とされています。

当社では、これら画像処理を行うハードウェア群を制御するファームウェアの設計、及び開発に携わっています。