【宮田莉朋選手】シリーズチャンピオン

2020年12月5日~6日、鈴鹿サーキット(三重県)において、全日本スーパーフォーミュラーライツ選手権(SFL)第12戦、13戦、14戦が開催され、第12戦、第14戦をそれぞれ優勝され、残りの第15戦から第17戦を待たずに、見事、2020年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得されました。

本年よりスタートした新カテゴリーですが、昨年まで開催された従来の全日本F3選手権と合わせますと、4年目のチャレンジで念願の初タイトルとなりました。
莉朋選手は現在21歳ですので、17歳の春からチャレンジし続け、大変苦労されてのチャンピオン獲得、チェッカーフラグを受けたられた瞬間、嬉しさと安堵でいっぱいだったことと思われます。

メーカー所属(トヨタ所属)のレーシングドライバーは、勝つことが義務付けられ、たくさんの関係者、スポンサーの期待を背負い、また、本年は、8月が開幕で、すべてのレースを約半年で消化するというタイトなスケジュールの中、14戦でもファステストラップを叩き出す、まさに横綱相撲のようなレースを披露され、チェッカーフラグを受けられた時は、チャンピオンの名にふさわしいシリーズタイトル獲得の瞬間でした。

また、第14戦のレース結果により、チームタイトル、エンジンチューナータイトルも獲得しました。車体(シャシー)及びタイヤはワンメイク、エンジンは2000cc 4気筒N/Aエンジンと、ほぼイコールコンディションで行われるSFLは、セッティングが大変重要なのですが、限られた調整範囲で、14戦中10勝を飾るなど、結果として、強いドライバー、強いチームとエンジンにより素晴らしい結果も獲得されました。

最終ラウンドは、12月19日~20日、富士スピードウェイ(静岡県)で開催されます。今年の締めくくりとなるレース、活躍されることを期待しております。