IT EXPO 2017 レポート

IT EXPO 2017へ行っていきました。

2017/10/13(金)は、あいにくの天気ですが、イベントが屋内なので、特に影響がありません。

見た目に盛り上がっていたのは、GCPとSORACOMでしょうか。

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Googleさんのミニシアターにて、
事業のアイデアを要する時間は、全業務時間の中の5%だけを占める」そうです。
G Suiteは、(人々の働き方を観察し、「生産性」の正しい意味を見出す)AI機能を追加することで、定型作業支援を行い、作業の短縮を図ります。

「デバイス」と「クラウド」を要するなら、SORACOM一択ぐらいに、導入コストも難易度も低いと思います。
とにかく、安い。
「働き方改革」”「AI」”「IoT」、これらが繋がるEXPOに感じました。
デバイスは、人・モノを観測して、クラウドにデータをあげ、AIがデータから、実世界の最適化のヒントを提供できます。
あと、気になったTOPICを3つ。

その1 「超高速開発ブース」

ソフトウェア開発者からすると、プログラミング・単体テストが不要になるものの、性能・機能の面で、忌避されるものと思っていました。
しかし、より活発になっているように見えます。
ユーザ企業が能動的にシステム開発する局面が到来しているからかもしれません(または、日本国内の外資系企業が増えている、または、同様な企業体質の企業が増えているから、内製が進んでいる?)。
特に、ビジネスルールをサービス化できるBRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)が超高速開発できるツールは、企業のノウハウ・規定・etcのロジックやデシジョンテーブルを取り込めるため、以下の業種のミッションクリティカルな業務を強力に支援できます。
・製造業のMES(製造実行システム)
・医療の処方・診療計算
・保険販売における商品開発
・カード会社の顧客管理
当方、システム開発者ですが、BRMSの超高速開発ツールは、大変、魅力を感じました。
各プロダクトの提供サービス内容は、業務に対して大差ありませんが、カスタマイズ方法で必要なスキルが異なるので、導入前に、カスタマイズ方法は必ず、確認が必要です。

今回気になった、その2「FACTORY 2017」が小さい。

もしかしたら、「IoT」と「働き方改革」が増えた分だけ、狭くなっただけかもしれません。
「デバイス」-「Edge」-「クラウド」が定石になりつつあるので、枯れてきているかもしれません。
ファナックの一人勝ちなんでしょうか。。。。
春に期待します。

今回気になった、その3 今は、どんな人材が必要?

IT EXPO 2017 が3日間ある中、今日を選んだのは、メインシアターの「分野でこんなに違う求人事情~エンジニア転職の今~」が目的でした。
今のトレンドがわかるかなと期待して、見に行きました。

現在、エンジニアが、4.8万人、セキュリティエンジニアに至っては、20万人と言われているそうです。
IPAが発表しているIT人材白書2017だと、2015年段階で、情報処理・通信に関わる人材数が約100万人なので、セキュリティエンジニアは相当不足していることになります。
それで、セキュリティエンジニアのスキルがある人を求めているかというと、そういうわけでもなく、「技術はいいけど、、、」というひとより、結局、「人間力」が大事だそうです。
エンジニアは自分から勉強する」ので、スキルは自ずとあとからついてくるので、最終的には、人柄を見るそうです。
ちなみに、企業がエンジニア不足をどう解消するかというと、社内育成が効果が高いと判断しているようです。(って、これもIT人材白書2017から)
なので、エンジニアのキャリアアップには、ベースに「人間力」、あとに技術を身につけると、多くのビジネスの機会に恵まれると思います。

ところで、「人間力」は「コミュニケーション能力」も含めた「総合力」なので、「ビジネススキル」は最低限必要と思いました。
以上、レポートでした。
戦利品です。
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