システム技術本部 システムエンジニア・2015年入社
担当業務
複合機のユーザーインターフェースモジュールの開発に携わっています。 ユーザーが本体の操作パネルをタッチ操作したときに表示する画面の遷移や、表示内容の制御を主に担当しています。 システムとユーザーを繋ぐモジュールであるため、システムに搭載されるたくさんの機能の仕様を理解すると共に、ユーザーの使い心地や操作性に配慮しながら細かい表示仕様を検討する必要があります。 ユーザーの目や手に触れる重要なモジュールを担当するため緊張感がありますが、とてもやりがいを感じています。
前職の退職理由と志望動機
前職では通信機器メーカーの子会社のソフトウェア開発会社でPG/SEとしてシステム開発を行っていました。 前職を退職した理由は大きく分けて二つあります。一つ目は残業や休日出勤が慢性化し、疲弊した社員が休職や退職に追い込まれることが多く、社員が大事にされていないと感じたこと。二つ目は上流工程(提案・要件定義)は親会社のSEが担当し、基本設計以降の工程が主な担当範囲だったため、もっとお客様に近い位置で開発を行いたいと考えたことです。このため、長期間開発を担当していた大規模組み込みシステムの業務が収束したタイミングで転職活動を始めました。 複数の企業から内定を頂きましたが、OISはエンドユーザーとの直接取引が多く、上流工程を経験する環境が整っていたことと、採用面接で「社員を大切にする」という企業理念を大事にしていることを肌で感じたため入社を決めました。
自己実現エピソード
通信機器や複合機等の多機能な組み込みシステムの開発は、複数のハードウェアやソフトウェアを組み合わせたものになるため、たくさんの人と期間を要する大規模な開発になることが多いです。複数の企業で一つのシステムを開発することも多く、会社間のコミュニケーション不足により認識の相違に気づかず、下流工程で発覚し大きな手戻りが発生する場面に遭遇することもありました。 そのため積極的にコミュニケーションをとることを常に意識しています。設計時に的確なコミュニケーションを取り、開発者同士でしっかりと意識を合わせることが、大きな手戻りを防ぎ、品質のよい製品をつくることに繋がっています。
経歴紹介・キャリアパス
中学卒業から工業系で、高専で電気工学を専攻していました。工業系の企業に就職することを決めていたため、卒業後にできないことを学生の内に経験しようと思い、学生時代に箱根のリゾートホテルのフロント業務やドーナツチェーン店のアルバイトを通して、接客業界の仕事を経験しました。(このときの経験はヒューマンスキルの向上に繋がり、今でも役に立っています) 新卒で通信機器のソフトウェア開発会社に就職し、電話機や交換機等のシステム開発業務に携わりました。OIS入社から現在まで、複合機のユーザーインターフェースモジュールの開発を担当しています。
夢・目標
OISでは組み込みシステムをはじめとする「製品開発系」と、企業の大規模システムに代表される 「Web・ビジネス系」の2つのシステム開発サービスを行っています。 私はこれまで組み込み系以外の開発者と交流がありませんでしたが、OISへ入社することでWebやアプリケーション開発を専門としている方たちとも交流する機会ができました。組み込み系や業務系の垣根を越えて、新しい技術やノウハウを先輩方たちから吸収し、いろいろな分野で活躍できるエンジニアになりたいと思います。